「豊洲から銀座まで、結局どれで行くのが一番トクなの?」── 湾岸に住んでると毎日この問いに直面する。電車? タクシー? それとも最近やたら増えたLUUPのポート?
ここで多くの人がやらかすのが、「運賃だけ」で比較してしまうこと。確かに運賃の表だけ見れば電車が圧勝に見える。でもあんた、駅まで歩いて、ホームで電車待って、乗り換えて、降りた駅からまた歩いて……その**「時間」はタダだと思ってる?** その思い込みを、このページで一回ぶっ壊す。
アタシが使うのは 「(運賃 + 待ち時間の時給換算) ÷ 移動距離 = 実質1km単価」 っていう独自指標。これで計算すると、短距離(〜2km)では電車が普通に最下位に沈む。運賃100円台でも、トータル20分かかってたら「時間」のコストが運賃を食い破るのよ。距離×人数×天気で最適解が毎回変わるから、表をブックマークしときな。
⚠️ 先に注意:以下の料金・所要時間は 2026年6月時点の概算・目安です。各サービスの料金プラン改定・エリア・時間帯・キャンペーン・道路や運行状況で大きく変動します。最終的な金額は必ず各アプリの実画面で確認してください。
「実質1km単価」という考え方 — 時間はタダじゃない
通念はこうだ。「短距離なら電車が最安、当たり前でしょ」。運賃だけ見れば正しい。豊洲〜銀座は大江戸線+有楽町線でも数百円、電車の運賃効率は確かに鬼つよ。
でも実際の移動って、運賃を払ってる時間だけじゃない。内訳を分解するとこうなる。
- 自宅から駅まで歩く(湾岸はこれが地味に長い。タワマンのエントランスから改札まで7〜10分とかザラ)
- 改札を通ってホームで電車を待つ(数分)
- 乗車。場合によっては乗り換えでまた待つ
- 降りた駅から目的地まで歩く
この 1・2・4 の「乗ってない時間」 こそが曲者。ここを「自分の時給」で換算して運賃に足すのが、実質1km単価の肝。
仮にあんたの時給を 2,000円(月給32万・160時間で約2,000円)とすると、1分あたり約33円。待ち時間や徒歩が合計15分あれば、それだけで 約500円相当の「時間コスト」 が発生してる計算になる。運賃が200円でも、トータルでは700円分の移動をしてるってこと。
これに気づいた時、アタシ正直ゾッとした。「電車が最安」って信じて、毎回ドアtoドアで20分以上かけてた近距離移動、時間コストまで入れたらタクシーやLUUPと大差なかったのよ。運賃の安さに釣られて、自分の時間をドブに捨ててたわけ。時給が高い人ほど、近距離は“速い手段”に金を払ったほうが結果的に得することがある。
ただし誤解しないで。「だから常にタクシー乗れ」って話じゃない。時間価値は人によって違うし、距離が伸びれば運賃の効率がモノを言う。だからこそ「自分の時給」と「距離」を変数にして毎回判断する必要がある。それを下の表でやっていく。
各手段の基本料金(2026年6月・概算)
まず素の料金体系をそろえる。湾岸エリアで実際に使える主要6手段。
| 手段 | 初乗り/基本 | 以降の課金 | 待ち時間の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| LUUP(電動シート/キックボード) | 乗車ごと約50円 | 約15〜20円/分 | ポートまで徒歩+解錠ですぐ | 湾岸はポート密度が高い。要免許不要区分の確認 |
| ドコモ・バイクシェア(電動アシスト自転車) | 30分まで約165円 | 以降30分ごと約165円 | ポートまで徒歩+QRですぐ | 1回会員/月額あり。中央区・江東区ポート多数 |
| HELLO CYCLING(電動アシスト自転車) | 約15分150円前後 | 以降15分ごと加算(上乗せ) | ポートまで徒歩+アプリ予約 | コンビニ等に小型ポート。乗り捨て先の空き要確認 |
| タクシーアプリ GO | 初乗り約500円(東京1.096kmまで) | 約100円/255m前後 | 配車待ち 3〜10分 | 雨天・深夜は待ち増・割増。アプリ手配料が乗る場合あり |
| 電車(メトロ/都営) | 約180〜200円〜 | 距離で加算 | 駅徒歩+待ち+乗換で合計10〜20分 | 運賃は最安級。ただし“乗ってない時間”が長い |
| 徒歩 | 0円 | 0円 | 0分(待ちゼロ) | 時間コストのみ。1.5kmまでは普通に選択肢 |
ポイントは、**LUUPとシェアサイクルは「待ち時間がほぼゼロ」**ってこと。ポートまで歩いて解錠したらすぐ走り出せる。一方タクシーは配車待ち、電車は徒歩+ホーム待ち+乗換が積み上がる。この「待ち」の差が、短距離で効いてくる。
距離別「実質1km単価」 — 通念がひっくり返る瞬間
ここが本題。時給2,000円(1分=約33円) を仮定して、湾岸エリアのリアルな距離で「実質1km単価」を試算する。式は冒頭の通り (運賃 + 移動以外の所要時間×33円) ÷ 距離。
ケースA:勝どき〜東京駅 約2km
| 手段 | 運賃 | 乗ってない時間 | 時間コスト | 総コスト | 実質1km単価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 電車 | 約180円 | 徒歩+待ち+乗換 約16分 | 約528円 | 約708円 | 約354円 |
| LUUP | 約250円 | 解錠まで 約2分 | 約66円 | 約316円 | 約158円 |
| シェアサイクル | 約165円 | ポートまで 約3分 | 約99円 | 約264円 | 約132円 |
| タクシーGO | 約900円 | 配車待ち 約6分 | 約198円 | 約1,098円 | 約549円 |
| 徒歩 | 0円 | 約26分(全部移動) | ― | 時間のみ | (遅すぎ) |
短距離だと シェアサイクルとLUUPが電車を逆転。電車の運賃は最安なのに、徒歩と乗換の時間コストで実質単価が一番高くなるという、通念とは真逆の結果。
ケースB:豊洲〜銀座 約4km
| 手段 | 運賃 | 乗ってない時間 | 時間コスト | 総コスト | 実質1km単価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 電車 | 約210円 | 徒歩+待ち+乗換 約15分 | 約495円 | 約705円 | 約176円 |
| LUUP | 約450円 | 解錠まで 約2分 | 約66円 | 約516円 | 約129円 |
| シェアサイクル | 約330円 | ポートまで 約3分 | 約99円 | 約429円 | 約107円 |
| タクシーGO | 約1,700円 | 配車待ち 約6分 | 約198円 | 約1,898円 | 約475円 |
距離が伸びると電車の1km単価がぐっと下がる(運賃が距離に薄まるから)。それでもまだシェアサイクル・LUUPが優勢。4kmはちょうど自転車の独壇場で、信号待ちを除けばドアtoドアで速い。
ケースC:晴海〜豊洲市場 約3km・雨の日に大人2人
雨だと自転車・キックボードは事実上アウト(濡れる・滑る・危険)。徒歩も論外。すると残るのは電車かタクシー。ここで 人数 が効く。
| 手段 | 運賃 | 乗ってない時間 | 時間コスト | 総コスト | 1人あたり実質1km単価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 電車(2人) | 約360円 | 徒歩+待ち 約18分×2人分 | 約1,188円 | 約1,548円 | 約258円 |
| タクシーGO(2人) | 約1,400円 | 配車待ち 約8分×2人分 | 約528円 | 約1,928円 | 約321円 |
…と、ここだけ見るとまだ電車が安い。でも雨天で2人なら時間コストの「快適さ」も込みで考えたい。さらに 3人 なら割り勘でタクシー1台が1人あたり約214円相当まで下がり、ほぼ並ぶ。雨×人数が増えるほどタクシーの1km単価は急落する。これも運賃表だけ見てたら絶対気づけない逆転。
💡 つまり結論は「常にコレが最強」じゃなく、「距離×人数×天気」で毎回変わるってこと。次のセクションで状況別のおすすめを整理する。
状況別おすすめ — 距離・人数・天気で選ぶ
近距離(〜2km)・晴れ・1人
シェアサイクル or LUUP
待ち時間ほぼゼロでドアtoドアが速い。電車は徒歩+乗換で時間コストが膨らみ実質単価で負ける。湾岸はポート密度が高いのが追い風。坂もないから電動アシストが効く。
中距離(2〜5km)・晴れ・1人
電動アシスト自転車が無難
運賃も時間も両取り。LUUPは分課金なので距離が伸びると割高になりやすく、この帯はシェアサイクル(30分定額系)が効く。急ぎなら電車との併用も。
雨天 or 複数人 or 急ぎ
タクシーアプリ GO
2人以上の割り勘で1km単価が一気に下がる。雨で自転車が使えない時の実質的な唯一解。配車待ちはアプリで事前手配すれば短縮できる。荷物が多い帰り道にも。
晴海在住のアタシのリアル運用を白状すると ── 平日の近距離はほぼシェアサイクル、ちょっと距離があってもLUUPでサクッ、飲んだ帰りや雨・荷物多めの日はGOでタクシー、純粋に長距離なら電車。「電車が最安」って盲信をやめてから、移動のストレスも“見えない時間ロス”も激減した。湾岸はそもそも駅が遠いタワマンが多いから、この発想転換のリターンがデカいエリアなのよ。
使う前に知っておく注意点(安全とコスト両面)
ここだけは事故ると一発で「節約」が吹っ飛ぶ。特にLUUP等の電動モビリティは交通ルール厳守がマスト。
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電動モビリティの交通ルールを守る
特定小型原付区分の電動キックボード等は車道・指定された場所の走行が原則で、歩道通行には条件がある。飲酒運転は当然NG(罰則対象)。ヘルメット着用は努力義務。ルール違反は罰則+事故リスクで“1km単価”どころじゃない損失になる。最新ルールは公式と警察庁の案内で必ず確認を。
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LUUPは「分課金」、長く乗るほど割高
分単位で積み上がるので、信号待ちや遠回りで時間が伸びると一気に高くなる。長めの距離はシェアサイクルの30分定額系のほうが有利になりやすい。乗る前に距離と所要時間をざっくり見積もる癖を。
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シェアサイクルは「返却ポートの空き」を出発前に確認
目的地のポートが満車だと返せず、ウロウロして時間も料金も余計にかかる。HELLO CYCLING・ドコモとも、アプリで返却先の空き状況を出発前にチェックしておくのが鉄則。
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タクシーは雨・深夜・イベント時に待ち&割増が増える
配車待ちが伸びると時間コストが膨らみ、深夜割増で運賃も上がる。「割り勘で安い」前提が崩れる時間帯がある。アプリの事前確定運賃や迎車料の有無を確認してから呼ぶ。
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月の移動頻度が高いなら定額・パスを検討
各サービスに月額プランやライドパスがある。週3回以上同じ区間を移動するなら、都度課金より定額のほうが1km単価が下がることが多い。自分の移動ログを1週間取って試算すると判断しやすい。
まとめ — 「運賃」じゃなく「総コスト」で選べ
最後に頭に入れてほしいのはこの一点。
「安いのは運賃。高いのは、気づかず垂れ流してる自分の時間。」
- 運賃だけ見れば電車が最安。でも 待ち時間・乗換・駅徒歩を時給換算すると、短距離(〜2km)ではLUUP・シェアサイクルが逆転する。
- 距離が伸びると電車・自転車の効率が上がり、2〜5kmは電動アシスト自転車が無難。
- 雨天・複数人・急ぎはタクシー。特に2人以上の割り勘で1km単価が急落する。
- 正解は固定じゃない。「距離 × 人数 × 天気」と「自分の時給」で毎回変わる。
まずは自分の時給を1分単価に直して(月給÷160時間÷60分)、よく使う区間で1回だけ計算してみな。たぶん「いつもの最安だと思ってた手段」が、実は一番時間を食ってた……ってオチに出会えるはず。湾岸は移動手段の選択肢が豊富なエリアだから、使い分けの伸びしろがめちゃくちゃ大きいのよ。賢く選んで、浮いた時間とお金は好きなことに回しな!
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