まとめ比較

ららぽーと売上ランキング 2026|全20施設を決算資料で並べた(面積・店舗数つき)

ららぽーとの売上ランキングを、三井不動産の決算資料に載った店舗別売上で全20施設ぶん並べた。面積・店舗数ランキングつき。さらに売上を面積で割った売上効率ランキングも作った。売上2位のTOKYO-BAYは効率だと7位に落ちる。横浜が110億円減った理由まで。

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ららぽーと売上ランキング 2026|全20施設を決算資料で並べた(面積・店舗数つき)

「ららぽーとって全部でいくつあるの?」「どこが一番デカいの?」——検索しても、出てくるのは店舗一覧のコピペか、行った感想ばかり。数字で答えてる記事がない。

だからアタシが作った。三井不動産が決算資料で公開している店舗別売上を軸に、ららぽーとの売上ランキングを全20施設ぶん並べる。あわせて面積ランキング・店舗数ランキング・地域別も用意した。さらに売上を面積で割った売上効率ランキングを作った。この順位はどこにも出ていない。おまけに前年の資料と突き合わせて、どこが伸びてどこが落ちたかまで出した。この差分はどこにも載ってない。

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先に一番の驚きを言っとく。売上トップは「ららぽーと」じゃない。ラゾーナ川崎プラザの990億円で、これは全国のショッピングセンターで3位。ららぽーとの最大手TOKYO-BAYですら790億で、まだ200億の差があるのよ。

30秒で分かる、ららぽーとの今

カード画像は三井ショッピングパーク公式サイトおよび三井不動産のニュースリリースより引用。

店舗別売上ランキング|三井不動産の決算資料そのまま

三井不動産は決算説明資料で、店舗面積が大きい施設に限って店舗売上を10億円単位で開示している。2026年3月末時点の上位10施設がこれ。

施設所在店舗売上
(FY2025)
店舗面積店舗数開業
3ららぽーとEXPOCITY大阪・吹田570億円約88,000㎡約3102015/11
4ららぽーと富士見埼玉・富士見560億円約80,000㎡約2902015/4
5ららぽーと豊洲東京・江東520億円約67,000㎡約2102006/10
6ららぽーと福岡福岡・福岡480億円約73,000㎡約2202022/4
7ららぽーと横浜神奈川・横浜460億円約93,000㎡約2802007/3
8ららぽーと門真 ※大阪・門真450億円約66,000㎡約2502023/4
9ららぽーと沼津静岡・沼津350億円約64,000㎡約2102019/10
10ららぽーと愛知東郷愛知・愛知郡290億円約63,000㎡約2002020/9

※門真は三井アウトレットパーク大阪門真との複合施設。数値は合算値。

出典:三井不動産「2027年3月期 第1四半期 決算説明資料」(2026年8月)82ページ「主な稼働物件一覧(国内)」。店舗売上はFY2025・10億円単位の開示なので、790億円は「79」表記を換算したもの。ここに載るのは店舗面積の上位10施設だけで、他の施設の売上は非開示。

この表の読み方で注意すること。 開示されるのは面積上位10施設だけなので、「ららぽーとの売上ランキング全店版」は存在しない。 甲子園も柏の葉も海老名も、売上は公表されていない。「◯位」と書いてある記事があったら、それは推計か創作よ。

全国のSCで見ると、三井が上位を占めてる

三井不動産は決算資料で、繊研新聞の全国SC売上ランキング(FY2024)における自社施設の順位も出している。

上位10施設のうち4つが三井不動産の所有。 ららぽーと単体で見るより、この事実のほうが業界構造を表してる。

出典:同資料33ページ(原典は繊研新聞 2025年8月13日付)。FY2024の数値なので、上の表(FY2025)とは年度が違う点に注意。

Daily Hackマスコット

前年と比べたら、はっきり明暗が出た

ここからがアタシの独自集計。1つ前の決算資料(2026年3月期/2025年3月末時点)と突き合わせて、増減を出した。

施設FY2024FY2025増減
ラゾーナ川崎プラザ940億円990億円+50億
ららぽーと福岡440億円480億円+40億
ららぽーとEXPOCITY540億円570億円+30億
ららぽーと沼津330億円350億円+20億
ららぽーと富士見550億円560億円+10億
ららぽーと豊洲520億円520億円±0
ららぽーと愛知東郷290億円290億円±0
ららぽーと横浜570億円460億円−110億

FY2024の数値は三井不動産「2026年3月期 決算説明資料」(2026年5月)88ページより。両資料とも10億円単位の開示なので、増減は±5億円程度の丸め誤差を含む。アタシが2つの資料を突き合わせて計算したもので、三井不動産が増減として公表した数値ではない。

TOKYO-BAYの+160億は「増床がそのまま乗った」

決算資料は結果しか教えてくれない。実際に何が起きたかを、公式発表と現地の声で補っていく。

ららぽーとTOKYO-BAY North Gate(2025年10月31日開業)
2025年10月31日にグランドオープンした「North Gate」。旧ビビット南船橋を統合し、店舗面積は約3割増えた。出典: 三井不動産 プレスリリース
統合前のビビット南船橋。2016年撮影
統合前のビビット南船橋(2016年撮影)。この建物ごと取り込んで、店舗面積が約102,000㎡→約133,000㎡になった。撮影: Yu2222 / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

2025年10月31日、北館の建替え1期と、隣接していた「ビビット南船橋」の統合が完了して「ららぽーとTOKYO-BAY North Gate」になった。店舗面積は約102,000㎡→約133,000㎡へ、一気に3割増えてる。

増床分がまるごと売上に乗った格好ね。何が入ったのかは次の見出しで詳しく見る。

しかもこれで終わりじゃない。北館2期(約60,200㎡)が2027年度以降に控えていて、完成すると国内最大テナント数のSCになる計画。

TOKYO-BAYの増床は「日本一のフードコート」を生んだ

North Gate 3階のフードコートは約1,400席。ららぽーとTOKYO-BAY全体では約2,500席になり、これは日本最大級。20店舗のうち11店舗が千葉県初出店という構成で、増床が単なる面積増ではなく集客装置になっている。

オープン前から話題になった出店のひとつがこれ。

九州で圧倒的な支持を持つ資さんうどんのフードコート初出店。この1件だけで3,000超のいいねが付いた。790億円という数字の中身は、こういう積み重ねね。

そして開業から半年、地元では混雑が話題になるレベルになっている。船橋市議会議員の投稿がその空気を伝えてる。

「近隣住民は混雑を避けて平日夕方に行く」 ——これは決算資料には絶対に載らない情報。行くなら平日夕方が狙い目ということ。

出典:ファッションプレス「北館建替えで千葉最大級フードゾーン誕生、フードコート席数は日本一に」鉄道チャンネル「北館1期96店舗がオープン」東洋経済オンライン「日本一のフードコートの実力」。引用したX投稿はいずれも認証済みアカウントのもので、投稿日時を検証済み。

埋め込んだ YouTube はすべて oEmbed でタイトルと投稿者を照合し、実在を確認したもの。施設名が一致しない動画は使っていない。公式チャンネルではなく個人の訪問動画なので、内容は撮影時点のもの。

横浜の−110億は「工事中だから」

こっちは逆。ららぽーと横浜は2026年春から2028年夏までの3か年で、過去最大規模のリニューアルに入ってる。

ららぽーと横浜のエントランスと館内。3か年リニューアルが進行中
2026年3月19日に第1弾26店舗がオープン。2階ノースカーブモールは「こどものあそびば」に生まれ変わった。出典: 三井不動産 プレスリリース

第1弾は2026年3月19日から順次オープン。物販中心に26店舗(神奈川県初3店・ららぽーと初8店)が入れ替わった。目玉は会員証なしでコストコ商品が買えるstockmartと、老舗・銀座三笠會館の新業態。2階ノースカーブモールの芝生広場は年齢別にゾーン分けした「こどものあそびば」に全面刷新され、大人の見守りスペースも併設された。

2027年以降は飲食の拡充と、特選ダイニング「FOURSYUN」の大規模改修が控えてる。

行った人の評価は、実は運用の側にある。席取りの仕組みを褒めている投稿がこれ。

「受付を集約してから席を選ぶ」 ——面積でも店舗数でもなく、こういう運び方の違いが体験を決める。決算資料には出てこない部分ね。

工事中は当然、売上は落ちる。 これを「人気が落ちた」と読むのは間違いよ。むしろ約93,000㎡というららぽーと2位の面積を持ちながら460億円しか出ていない今が底で、ここから戻す局面と見るべき。

出典:三井不動産「開業20周年を迎える首都圏リージョナル型ショッピングセンター4施設 2026年以降順次大規模リニューアル」(2025年12月11日)同「ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画 Ⅰ期グランドオープン」(2025年9月16日)

アプリは1,000万DLを突破。EC利用は前年比2倍

売上の伸びと並行して、顧客接点のデジタル化も進んでる。2026年1月に三井ショッピングパークアプリが累計1,000万DLを突破した。

この記事で「アプリを入れろ」と何度も言ってるやつが、これ。 落とす場所を先に置いとくわ。

三井ショッピングパークアプリのアイコン

三井ショッピングパークアプリ(無料)

App Store 4.4/評価8.9万件・累計1,000万DL
提供:三井不動産商業マネジメント

App Store でダウンロード Google Play で手に入れよう
三井ショッピングパークアプリのホーム画面。保有ポイントと駐車場の無料時間が表示されている
ホーム画面。保有ポイントとメダルランク、そして駐車場の無料時間(P2 4時間無料)が一目で出る(出典:App Store 公式スクリーンショット)
アプリ決済画面。QRコードを表示してカードの代わりに支払える
「アプリde支払い」。QR表示でカード不要、ポイント提示と決済が1画面で済む(出典:App Store 公式スクリーンショット)
フロアマップ画面。館内の現在地が青い点で表示されている
フロアマップ。館内の現在地が青い点で出るので、広い館でも目的の店に直行できる(出典:App Store 公式スクリーンショット)

アタシが一番効くと思ってるのは3枚目のフロアマップね。TOKYO-BAY みたいな10万㎡級で目的の店に直行できるかどうかで、滞在時間がまるっきり変わるから。

項目内容
アプリ評価App Store 4.4/Google Play 4.3(いずれも過去最高)
2026年度〜プレミアム会員はEC常時8%還元+送料無料、ゴールドは常時5%還元
2026年4月〜先行メダルランクアップ制度。年次判定を待たず月次でランクが上がる

リアル店舗の売上ランキングだけ見ていると見落とす部分。 年間30万円のリアル利用でプレミアムに乗れば、EC側で常時8%が付く二段構えになってる。

出典:三井不動産「三井ショッピングパークアプリ、累計1,000万ダウンロードを突破」(2026年3月13日)

全国マップ|ららぽーとがあるのは9都府県だけ

一覧表の前に、位置関係を見てもらったほうが早いわ。番号を押せば公式サイトに飛ぶから、気になったところから見ていきなさい。タブでアウトレットにも切り替えられる。

ららぽーとがあるのは9都府県だけ。 残る38道府県にはひとつも無い。北海道・東北・北陸・甲信越・中国・四国・沖縄は、まるごと空白よ。

地方ららぽーと内訳
関西5大阪4・兵庫1
東海5愛知3・静岡2
九州1福岡1
それ以外0北海道・東北・北陸・甲信越・中国・四国・沖縄

都道府県別だと大阪の4施設がトップ。和泉・EXPOCITY・堺・門真が、半径15kmくらいの範囲にひしめいてる。地図でバッジがぶつかってるのはそのせい。次が神奈川と愛知で3ずつ。

意外なのは東京が豊洲と立川立飛の2つしかないこと。ららぽーとは「郊外にまとまった土地を取って、車で来てもらう」業態だから、都心には作りようがないのよ。

タブをアウトレットに切り替えると、絵が変わる。 札幌北広島・仙台港・北陸小矢部・倉敷と、ららぽーとが1つも無いエリアに出てる。アウトレットは高速道路のインターや観光地に置いて広域から集める業態だから、そもそも狙う場所が違うわけ。

国内で唯一の新規予定地は東京・府中(2029年春)。ただし「ららぽーと」名称になるかは未発表だから、この地図には入れていない。

大きさランキング|面積で全20施設を並べる

「どこが一番デカいの?」に、順位で答える。売上は非開示の施設があるが、面積は全施設で公表されているので全部並べられる。

施設店舗面積店舗数所在開業
TOKYO-BAY
横浜
EXPOCITY
富士見
4富士見約80,000㎡約290関東・富士見2015/4
福岡
5福岡約73,100㎡約222九州・福岡2022/4
豊洲
6豊洲約67,000㎡約220関東・江東2006/10
門真
7門真約66,000㎡ ※153(MOP98を除く)関西・門真2023/4
沼津
8沼津約64,000㎡約210東海・沼津2019/10
愛知東郷
9愛知東郷約63,900㎡約201東海・愛知郡2020/9
安城
10安城約60,300㎡約215東海・安城2025/4
甲子園
11甲子園約60,000㎡約150関西・西宮2004/11
立川立飛
12立川立飛約60,000㎡約240関東・立川2015/12
湘南平塚
13湘南平塚約60,000㎡約247関東・平塚2016/10
名古屋みなとアクルス
14名古屋みなとアクルス約59,500㎡約217東海・名古屋2018/9
新三郷
15新三郷約59,400㎡約180関東・三郷2009/9
16約56,200㎡約212関西・堺2022/11
和泉
17和泉約55,000㎡約210関西・和泉2014/10
海老名
18海老名約54,000㎡約260関東・海老名2015/10
磐田
19磐田約50,000㎡約175東海・磐田2009/6
柏の葉
20柏の葉約49,500㎡約180関東・柏2006/11

1位のTOKYO-BAY(約133,000㎡)と20位の柏の葉(約49,500㎡)で2.69倍の差がある。同じ「ららぽーと」でも、歩く距離が違う。

店舗数ランキング|「広い=店が多い」ではない

面積の順位と店舗数の順位は、けっこうズレる。

施設店舗数面積での順位地域
TOKYO-BAY
EXPOCITY
富士見
横浜
4横浜約270面積2位関東
海老名
5海老名約260面積18位関東
湘南平塚
6湘南平塚約247面積13位関東
立川立飛
7立川立飛約240面積12位関東
福岡
8福岡約222面積5位九州
豊洲
9豊洲約220面積6位関東
名古屋みなとアクルス
10名古屋みなとアクルス約217面積14位東海
Daily Hackマスコット
面白いのは海老名。面積は18位なのに店舗数は5位で、1店あたり約208㎡=全施設でいちばん詰まってる。逆に甲子園は面積11位で店舗数20位、1店あたり約400㎡。同じ「ららぽーと」でもテナントの入れ方がまるで違うのよ。

「たくさん見て回りたい」なら店舗数、「1店ずつゆっくり」なら1店あたりが広いほう。広さと店数は別の指標として見たほうがいい。

※門真は面積がMOP大阪門真との合計値、店舗数はMOP分を除いた値のため、1店あたりの比較からは外している。

売上効率ランキング|1㎡あたりいくら稼いでいるか

売上ランキングは「大きい施設が上に来る」ランキングでもある。 面積が広ければ、当然たくさん売れる。 そこで売上を面積で割ってみた。 決算資料の売上と面積は同じ表に載っているので、割り算するだけ。 この順位はどこにも出ていない。

施設1㎡あたり
売上
1店舗あたり
売上
売上
順位
読みどころ
3ららぽーと富士見70.0万円1.93億円4位売上4位。面積4位なので順当
4ららぽーと門真68.2万円1.80億円8位三井アウトレットパーク大阪門真との合算値。面積の扱いが他と違う
5ららぽーと福岡65.8万円2.18億円6位売上6位。2022年開業でまだ新しい
6ららぽーとEXPOCITY64.8万円1.84億円3位売上3位。面積3位なので順当
8ららぽーと沼津54.7万円1.67億円9位売上9位。面積8位
9ららぽーと横浜49.5万円1.64億円7位3か年リニューアルの工事中。売上−110億が効いている
10ららぽーと愛知東郷46.0万円1.45億円10位売上10位・面積9位。この表でいちばん低い

売上・面積・店舗数はいずれも三井不動産「2027年3月期 第1四半期 決算説明資料」82ページの同じ表から取り、アタシが割り算したもの面積は「約」の値なので、この数字も概算。売上は10億円単位の開示、店舗数も概数なので、1〜2位の差のような僅差は意味を持たない。門真は三井アウトレットパーク大阪門真との合算値なので、他と同じ条件では比べられない。

売上2位のTOKYO-BAYは、効率では7位

この表でいちばん効くのがここ。 ららぽーとTOKYO-BAYは売上790億円で堂々の2位だが、 1㎡あたりに直すと59.4万円で7位まで落ちる。 面積が133,000㎡と2位の1.4倍あるので、 売上が大きいのは当たり前ということ。

逆にららぽーと豊洲は売上5位なのに、効率では2位(77.6万円)。 面積は67,000㎡で6位、店舗数も約210と少ないほうなのに、TOKYO-BAYの1.3倍稼いでいる。 1店舗あたりで見ても2.48億円で2位

そしてラゾーナ川崎プラザが異常。 1㎡あたり125.3万円は、2位の豊洲の1.6倍、 TOKYO-BAYの2.1倍。この表の最下位(愛知東郷 46.0万円)とは2.7倍の開きがある。 面積は79,000㎡で豊洲より少し広いだけなのに、売上は倍近い990億円全国のSCで3位という数字は、こういう中身をしている。

施設売上順位効率順位
ららぽーと富士見4位3位+1
ららぽーと福岡6位5位+1
ららぽーと沼津9位8位+1
ラゾーナ川崎プラザ1位1位±0
ららぽーと愛知東郷10位10位±0
ららぽーと横浜7位9位−2

順位が3つ以上動いたのは4施設。 上がったのは門真(+4)と豊洲(+3)、 落ちたのはTOKYO-BAY(−5)とEXPOCITY(−3)。どれも「面積が大きいかどうか」で説明がつく。

効率が低いところには、たいてい理由がある

下位3つには説明がつく。

施設1㎡あたり低い理由
ららぽーと沼津54.7万円周辺人口が首都圏・関西の施設と比べて少ない。商圏の規模がそのまま出る
ららぽーと愛知東郷46.0万円2020年9月開業。コロナ禍のさなかの立ち上がりで、商圏も郊外型

「効率が低い=ダメな施設」ではない。 横浜は工事中の数字だし、沼津と愛知東郷は そもそも商圏の人口が違う。同じ土俵で比べられるのは、都市型どうし・郊外型どうしということ。

地域で見ると、半分近くが関東に集まっている

地域施設数合計面積平均面積内訳(面積の大きい順)
関西5施設325,200㎡65,040㎡EXPOCITY門真甲子園和泉
東海5施設297,700㎡59,540㎡沼津愛知東郷安城名古屋みなとアクルス磐田
九州1施設73,100㎡73,100㎡福岡

北海道・東北・中国・四国には1施設も無い。 九州は福岡の1施設だけで、これが最西端。「近所にららぽーとが無い」と感じるなら気のせいではなく、実際に空白地帯である。

開業年代で見ると 1980年代1・2000年代6・2010年代8・2020年代5 で、2010年代の8施設が最も多い

全20施設リスト|開業順に全部

売上が非開示の施設も含めた完全版。面積・店舗数は三井不動産の公式リリース値で統一してある。

施設名の下の「この施設の詳細 ↓」から、その施設の節へ飛べる。 面積順位・店舗数順位・売上順位・駐車場の条件を、施設ごとにまとめてある。

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#施設所在地開業店舗面積店舗数最寄駅
TOKYO-BAY
この施設の詳細 ↓
TOKYO-BAY千葉・船橋1981/4約133,000㎡約390〜420南船橋 徒歩5分
甲子園
この施設の詳細 ↓
2甲子園兵庫・西宮2004/11約60,000㎡約150甲子園 徒歩5分
豊洲
この施設の詳細 ↓
3豊洲東京・江東2006/10約67,000㎡約220豊洲 直結
柏の葉
この施設の詳細 ↓
4柏の葉千葉・柏2006/11約49,500㎡約180柏の葉キャンパス 徒歩1分
横浜
この施設の詳細 ↓
5横浜神奈川・横浜2007/3約93,000㎡約270鴨居 徒歩7分
磐田
この施設の詳細 ↓
6磐田静岡・磐田2009/6約50,000㎡約175磐田からバス20分
新三郷
この施設の詳細 ↓
7新三郷埼玉・三郷2009/9約59,400㎡約180新三郷 直結
和泉
この施設の詳細 ↓
8和泉大阪・和泉2014/10約55,000㎡約210和泉中央からバス15分
富士見
この施設の詳細 ↓
9富士見埼玉・富士見2015/4約80,000㎡約290鶴瀬からバス6分
海老名
この施設の詳細 ↓
10海老名神奈川・海老名2015/10約54,000㎡約260海老名 徒歩1分
EXPOCITY
この施設の詳細 ↓
11EXPOCITY大阪・吹田2015/11約88,000㎡約310万博記念公園 徒歩2分
立川立飛
この施設の詳細 ↓
12立川立飛東京・立川2015/12約60,000㎡約240立飛 直結
湘南平塚
この施設の詳細 ↓
13湘南平塚神奈川・平塚2016/10約60,000㎡約247平塚 徒歩12分
名古屋みなとアクルス
この施設の詳細 ↓
14名古屋みなとアクルス愛知・名古屋2018/9約59,500㎡約217港区役所 徒歩2分
沼津
この施設の詳細 ↓
15沼津静岡・沼津2019/10約64,000㎡約210沼津からバス
愛知東郷
この施設の詳細 ↓
16愛知東郷愛知・愛知郡2020/9約63,900㎡約201日進からバス(鉄道徒歩圏外)
福岡
この施設の詳細 ↓
17福岡福岡・福岡2022/4約73,100㎡約222竹下 徒歩9分

この施設の詳細 ↓
18大阪・堺2022/11約56,200㎡約212バスのみ(鉄道直結なし)
門真
この施設の詳細 ↓
19門真大阪・門真2023/4約66,000㎡ ※153(MOP98を除く)門真市 徒歩8分
安城
この施設の詳細 ↓

※門真の面積はMOP大阪門真との合計。単独値は非公表。

出典:三井ショッピングパーク ららぽーと公式ポータルおよび各施設の開業時プレスリリース。店舗数は開業時または直近リリース時点の公式値で、現在の実数は公表されていない。面積は大店立地法の届出値と公式リリース値で最大2万㎡ずれる施設があるため、本記事は公式リリース値で統一している。

他サイトと面積・店舗数が食い違う理由

同じ施設なのに、サイトによって数字が違う。実際に見かける値と、本記事が採る値を並べる。

施設他でよく見る値本記事(公式リリース値)
EXPOCITY約71,000㎡約88,000㎡
門真約66,300㎡約66,000㎡(MOP大阪門真との合計)

どちらかが間違い、とは限らない。「店舗面積」の取り方が複数あるためで、考えられる差の出どころは 3 つ。

  • 届出値か、リリース値か

    大店立地法の届出面積と、開業リリースに載る店舗面積は一致しないことがある。施設によっては2万㎡近くずれる

  • いつ時点か

    TOKYO-BAYは2025年10月にNorth Gateを統合している。統合前の値を引いていれば小さく出る。店舗数も入れ替えで常に動く。

  • 併設施設を含むか

    門真はMOP大阪門真と一体。ららぽーと単独の面積は公表されていないため、合計値か推計値かで割れる。

本記事は三井不動産の公式リリース値で全施設を統一している。 順位を比べるときは、どのサイトも「同じ定義で揃っているか」を先に確認したほうがいい。定義が混ざった一覧は、順位そのものが入れ替わる。

よくある間違い3つ

よく見る記述正しくは
ららぽーと安城は2024年開業2025年4月18日開業。2024年10月の開業予告リリースと取り違えられている
North Gate で21施設目新規施設ではない。2004年開業「ビビット南船橋」の改称・統合で、TOKYO-BAY は南館/西館/北館/North Gate の4館構成
  • 「ららぽーと安城は2024年開業」→ 違う

    正しくは2025年4月18日。2024年10月の開業予告リリースを開業年と取り違えた情報が出回ってる。

  • 「North Gateで21施設目」→ 違う

    North Gateは2004年開業の「ビビット南船橋」を改称・統合したもの。TOKYO-BAYの一部(南館/西館/北館/North Gateの4館構成)で、新規施設じゃない。

  • 「ラゾーナ川崎はららぽーと」→ 違う

    同じ三井不動産の施設だがブランドが別。「三井ショッピングパーク」という総称の下に、ららぽーと/三井アウトレットパーク/ららテラス/ララガーデン/ラゾーナ川崎プラザなどが並ぶ構造。

Daily Hackマスコット

全20施設を1軒ずつ|面積・店舗数・売上・駐車場

表だけだと「自分が行く1軒」が決まらない。 ここから20施設すべてを、開業日順に1軒ずつ見ていく。 数字はすべて上の表と同じもの。節だけ読んでも完結するようにしてある。

① ららぽーとTOKYO-BAY(1981年4月・千葉)

最寄南船橋 徒歩5分
店舗面積約133,000㎡(面積1位
店舗数約390〜420(店舗数1位)
売上790億円(売上2位)
駐車場最初1時間(30分200円)
公式ららぽーとTOKYO-BAY 公式

最古参にして最大。 1981年開業で、2番目に古い甲子園(2004年)まで23年の空白がある。北館の建て替えで売上が+160億伸びた。

North Gate は買い物以外の使われ方も始まっている。 旧ビビット南船橋の跡を継いだこの区画について、こんな投稿がある。

屋外広場の代わりに、屋内のイベント会場として名前が挙がりはじめた。 増床は売場を増やしただけではない、ということね。

館内の広さは、歩いている映像を見たほうが早い。

② ららぽーと甲子園(2004年11月・兵庫)

最寄甲子園 徒歩5分
店舗面積約60,000㎡(面積11位
店舗数約150
売上非開示
駐車場最初2時間(買い物で延長)
公式ららぽーと甲子園 公式
ららぽーと甲子園の正面入口。阪神甲子園球場のとなりに建つ
正面入口。ここは阪神パークの跡地で、2003年の閉園後にららぽーとが建った。撮影: 茶家川 / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

関西の第1号で、20施設中2番目に古い。 阪神甲子園球場のとなり。面積は11位と中位だが、関西進出の起点になった施設。

この土地には、ららぽーとの前に別の施設があった。 西宮市長の投稿がそれを教えてくれる。

跡地は阪神パーク——ライオンとヒョウの交雑種「レオポン」を飼育していた遊園地で、2003年に閉園している。剥製は今も西宮市役所にある。決算資料にも公式サイトにも出てこない、この土地の履歴。

③ ららぽーと豊洲(2006年10月・東京)

最寄豊洲 直結
店舗面積約67,000㎡(面積6位
店舗数約220(店舗数9位)
売上520億円(売上5位)
駐車場最初1時間(30分400円(最も高い))
公式ららぽーと豊洲 公式
ららぽーと豊洲アネックスの外観。豊洲駅から徒歩5分
アネックス棟。本館とあわせて売上5位・360億で、1㎡あたりでは全体の2位につけている。撮影: ITA-ATU / Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

駐車料金が全20施設でもっとも高い(超過30分400円)。売上5位・520億で、いま20周年リニューアルの最中

この施設は地元の自治体も紹介している。 江東区の公式チャンネルが館内を歩いた回がこれ。

運河沿いのシーサイドデッキとキッザニア東京を抱えていて、「買い物だけの施設」ではない。1㎡あたり77.6万円で効率2位という数字の中身は、このあたりにある。

④ ららぽーと柏の葉(2006年11月・千葉)

最寄柏の葉キャンパス 徒歩1分
店舗面積約49,500㎡(面積20位
店舗数約180
売上非開示
駐車場最初2時間(30分200円)
公式ららぽーと柏の葉 公式
ららぽーと柏の葉の外観。つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅から徒歩1分
柏の葉キャンパス駅から徒歩1分。店舗面積は約49,500㎡で全20施設の最小だが、駅前という立地で人が集まりすぎている。撮影: Archiroid21 / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

面積20位=全20施設でいちばん小さい(約49,500㎡)。ただし駅から徒歩1分で、人が増えすぎて「食」が足りない状態になっている。

⑤ ららぽーと横浜(2007年3月・神奈川)

最寄鴨居 徒歩7分
店舗面積約93,000㎡(面積2位
店舗数約270(店舗数4位)
売上460億円(売上7位)
駐車場平日は終日(土日祝 30分200円 / 23〜8時は平日も有料)
公式ららぽーと横浜 公式
ららぽーと横浜のエントランス。鴨居駅から徒歩7分
エントランス側。面積2位なのに売上は7位で、いま3か年のリニューアル中。Wikimedia Commons(パブリックドメイン)

面積2位なのに売上は7位。 実力を出しきれていない施設で、いま3か年のリニューアル中。工事の影響で売上が110億落ちた。

駅から歩く距離が、この施設のいちばんの弱点。 鴨居駅から徒歩7分がどんな道のりかは、映像で見たほうが早い。

面積2位・店舗数4位という規模を持ちながら1㎡あたり49.5万円で効率9位にとどまるのは、工事中であることに加えて、この立地も効いているとアタシは見てる。

⑥ ららぽーと磐田(2009年6月・静岡)

最寄磐田からバス20分
店舗面積約50,000㎡(面積19位
店舗数約175
売上非開示
駐車場終日無料
公式ららぽーと磐田 公式

磐田駅からバス20分。 20施設のなかでも鉄道からの距離がある部類で、そのぶん駐車場は終日無料。面積19位。

⑦ ららぽーと新三郷(2009年9月・埼玉)

最寄新三郷 直結
店舗面積約59,400㎡(面積15位
店舗数約180
売上非開示
駐車場終日無料(本館)(ANNEX側は有料)
公式ららぽーと新三郷 公式
ららぽーと新三郷ANNEXの外観。新三郷駅に直結している
駅に直結するANNEX側の外観。本館とANNEXは連絡通路でつながっているが、駐車場の条件はこの2棟で別Wikimedia Commons(CC0 / パブリックドメイン)

新三郷駅 直結。 駐車場は本館が終日無料だが、ANNEX側は有料。同じ施設内で条件が割れる珍しい例。

⑧ ららぽーと和泉(2014年10月・大阪)

最寄和泉中央からバス15分
店舗面積約55,000㎡(面積17位
店舗数約210
売上非開示
駐車場終日無料
公式ららぽーと和泉 公式
ららぽーと和泉の外観と立体駐車場
和泉中央からバス15分。駐車場は終日無料で、関西5施設ではいちばん小さい。撮影: Merie / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

和泉中央からバス15分。面積17位で、駐車場は終日無料。関西5施設のなかでは最も小さい。

⑨ ららぽーと富士見(2015年4月・埼玉)

最寄鶴瀬からバス6分
店舗面積約80,000㎡(面積4位
店舗数約290(店舗数3位)
売上560億円(売上4位)
駐車場終日無料
公式ららぽーと富士見 公式
ららぽーと富士見の外観。鶴瀬駅からバス、2015年4月開業
売上4位・560億。鉄道の徒歩圏外にありながら、上位に食い込んでいる数少ない施設。撮影: Hamihoko / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

鶴瀬からバス6分という立地で、売上4位・560億。 面積4位・店舗数3位と、規模も上位に食い込む。駐車場は終日無料。

規模だけでなく、入っているものが強い。 チームラボの常設施設がある。

⑩ ららぽーと海老名(2015年10月・神奈川)

最寄海老名 徒歩1分
店舗面積約54,000㎡(面積18位
店舗数約260(店舗数5位)
売上非開示
駐車場買い物が条件(1,000円→2時間/2,000円→3時間/5,000円→4時間)
公式ららぽーと海老名 公式
ららぽーと海老名の外観。海老名駅から徒歩1分
海老名駅から徒歩1分。面積は18位なのに店舗数は5位(約260店)という、この記事でいちばん極端な例。撮影: machiro / Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

面積18位なのに店舗数は5位(約260店)。海老名駅 徒歩1分。「広い=店が多い」が成り立たないことを、いちばんはっきり示す施設。

⑪ ららぽーとEXPOCITY(2015年11月・大阪)

最寄万博記念公園 徒歩2分
店舗面積約88,000㎡(面積3位
店舗数約310(店舗数2位)
売上570億円(売上3位)
駐車場買い物が条件(2,000円以上で1時間)
公式ららぽーとEXPOCITY 公式
ららぽーとEXPOCITYの敷地。水族館ニフレルと観覧車オオサカホイール
手前が水族館「ニフレル」、奥が観覧車「オオサカホイール」。売上3位・570億を出しているのは、買い物以外の施設が同じ敷地に並んでいるから。撮影: Dick Thomas Johnson / Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

関西最大。 面積3位・店舗数2位・売上3位570億と、3つの指標すべてで関西トップ。万博記念公園 徒歩2分。

隣には日本一高い観覧車(OSAKA WHEEL)がある。 そこでの体験がこれ。

買い物のついでに18分の観覧車という使い方ができるのは、20施設でここだけ。館内の広さはこの動画が分かりやすい。

⑫ ららぽーと立川立飛(2015年12月・東京)

最寄立飛 直結
店舗面積約60,000㎡(面積12位
店舗数約240(店舗数7位)
売上非開示
駐車場平日は終日(土日祝 最初1時間500円。買い物1,000円で1時間無料)
公式ららぽーと立川立飛 公式
ららぽーと立川立飛の外観。多摩都市モノレール立飛駅に直結
立飛駅 直結。面積12位に対して店舗数7位と、店数がやや多い側に振れている。撮影: MaedaAkihiko / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

立飛駅 直結。 面積12位に対して店舗数7位(約240店)と、店数がやや多い側に振れている。平日は駐車終日無料。

⑬ ららぽーと湘南平塚(2016年10月・神奈川)

最寄平塚 徒歩12分
店舗面積約60,000㎡(面積13位
店舗数約247(店舗数6位)
売上非開示
駐車場平日は終日(当面)(土日祝 1時間無料+30分150円)
公式ららぽーと湘南平塚 公式
ららぽーと湘南平塚の外観。平塚駅から徒歩12分
平塚駅から徒歩12分。平日の駐車終日無料は「当面の間」の措置で、恒久ではない。撮影: Pycktop / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

面積13位・店舗数6位。平塚駅から徒歩12分。平日の駐車終日無料は「当面の間」の措置で、恒久ではない。

徒歩12分がどんな道か。 駅からの道案内がある。

⑭ ららぽーと名古屋みなとアクルス(2018年9月・愛知)

最寄港区役所 徒歩2分
店舗面積約59,500㎡(面積14位
店舗数約217(店舗数10位)
売上非開示
駐車場平日4時間/土日祝2時間(30分200円。買い物・会員で延長)
公式ららぽーと名古屋みなとアクルス 公式
夜のららぽーと名古屋みなとアクルス。minato AQULS のサインが光る
夜の外観。駐車は平日4時間/土日祝2時間と、曜日で倍違う。撮影: 円周率3パーセント / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

港区役所 徒歩2分。面積14位・店舗数10位。駐車は平日4時間/土日祝2時間と、曜日で倍違う。

2025年5月、館内に「うんこミュージアム」が入った。 集客の作り方が他と違う施設。

⑮ ららぽーと沼津(2019年10月・静岡)

最寄沼津からバス
店舗面積約64,000㎡(面積8位
店舗数約210
売上350億円(売上9位)
駐車場終日無料
公式ららぽーと沼津 公式
ららぽーと沼津の外観。2019年10月開業
売上9位・350億。面積は8位と上位だが、1㎡あたりでは54.7万円にとどまる。撮影: 月上之陵 / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

売上9位・350億。 沼津駅からバスという立地で、面積は8位と上位。駐車場は終日無料。

この施設は、街の側から語られることが多い。 開業から半年後に、周辺の人口と商店街がどうなったかを追った動画がある。

沼津の1㎡あたり売上が54.7万円にとどまるのは、施設の出来ではなく商圏の規模。 この動画はその商圏の側を映している。

⑯ ららぽーと愛知東郷(2020年9月・愛知)

最寄日進からバス(鉄道徒歩圏外)
店舗面積約63,900㎡(面積9位
店舗数約201
売上290億円(売上10位)
駐車場終日無料
公式ららぽーと愛知東郷 公式
ららぽーと愛知東郷の外観。鉄道の徒歩圏外にある
鉄道の徒歩圏外(日進からバス)。それでも売上10位・290億を出している。撮影: Tomio344456 / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

鉄道の徒歩圏外(日進からバス)。それでも売上10位・290億を出している。面積9位。駐車終日無料。

駅から歩けない施設が、どんな中身で290億を出しているか。

⑰ ららぽーと福岡(2022年4月・福岡)

最寄竹下 徒歩9分
店舗面積約73,100㎡(面積5位
店舗数約222(店舗数8位)
売上480億円(売上6位)
駐車場平日は終日(土日祝 買い物3,000円で2時間+会員1時間)
公式ららぽーと福岡 公式

九州でただ1つのららぽーと。 面積5位・店舗数8位・売上6位480億。竹下駅 徒歩9分。平日は駐車終日無料。

この施設の顔は、高さ約24.8mの実物大νガンダム立像。 開業前から見に行った人がいる。

「封印状態」を見に行く人がいるあたりに、この立像の引力が出ている。いまは音楽に合わせて頭部と右腕が動く。

⑱ ららぽーと堺(2022年11月・大阪)

最寄バスのみ(鉄道直結なし)
店舗面積約56,200㎡(面積16位
店舗数約212
売上非開示
駐車場終日無料
公式ららぽーと堺 公式

バスのみで、鉄道の直結がない。 面積16位。駐車場は終日無料で、車で行く前提の作りになっている。

⑲ ららぽーと門真(2023年4月・大阪)

最寄門真市 徒歩8分
店舗面積約66,000㎡(面積7位
店舗数153(MOP98を除く)
売上450億円(売上8位)
駐車場平日9時間/土日祝8時間(30分200円)
公式ららぽーと門真 公式

三井アウトレットパークと一体の複合施設。 ららぽーと側153店に MOP の98店が加わる。売上450億はMOP との合算値で、他施設と単純には比べられない。

なぜここに建ったのか。 門真はパナソニックの企業城下町で、開業時の報道はそこを軸にしていた。

アウトレットとの合算で450億という数字は、こういう再生の文脈の上に乗っている。いまの館内はこちら。

⑳ ららぽーと安城(2025年4月・愛知)

最寄安城 徒歩10分
店舗面積約60,300㎡(面積10位
店舗数約215
売上非開示
駐車場終日無料
公式ららぽーと安城 公式
ららぽーと安城の外観。2025年4月開業の最新施設
20施設でいちばん新しい(2025年4月開業)。三河安城駅からバス。撮影: Asturio Cantabrio / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

20施設でいちばん新しい(2025年4月)。面積10位。安城駅 徒歩10分で、駐車場は終日無料。

これから変わる4施設|2026年〜2029年

2006年秋〜2007年春に開業した4施設がそろって開業20周年を迎える。三井不動産はこれを機に、一斉リニューアルを発表した。「いつ・何が・どう変わるか」を、公式が出した完成イメージと日付で追う。

ららぽーと豊洲|キッズパークはもう完成済み、休憩席は4倍に

ららぽーと豊洲 20周年リニューアルの完成イメージ。中庭のキッズパークと芝生広場
中庭に新設された約700㎡の「キッズパーク」を含むリニューアル後のイメージ。出典: 三井不動産 プレスリリース
時期内容状況
2026年3月センターポートに大型サイネージ完成
2026年3月〜2027年3月計31店舗を順次 新店・改装(東京都初出店を含む)進行中
2027年3月イベントステージ 大規模改修予定
日本橋からの船アクセス導入予定

売上は前年比±0の520億円で足踏みしていた施設。 そこに「座席4倍」「700㎡のキッズパーク」という、売場を増やさない投資を打ってきた。滞在時間を伸ばして客単価を上げにいくという意思がはっきり出てる。

出典:ららぽーと豊洲 リニューアル特設ページ(公式)三井不動産 プレスリリースとよすと「キッズパークが利用可能に」ファッションプレス

ラゾーナ川崎プラザ|フードコートが1年以上「消える」

ラゾーナ川崎プラザ リニューアル後のモールの完成イメージ
「Culture Mash up」をコンセプトに、2029年春のグランドオープンまで段階的に改修される。出典: 三井不動産 プレスリリース

売上990億円・全国3位の施設が、3年がかりで作り替える。行く人にとって一番影響が大きいのはここ。

時期何が起きるか
2027年夏西側モール/2階駅側モールがコスメ・フレグランスエリアとして再開
2028年秋東側モール刷新
2029年春グランドオープン

改修は先の話に見えるが、入れ替えはもう始まっていて、住民はその只中にいる。

「生活基盤が崩壊」 は大げさに聞こえるが、駅直結で日用品まで揃う施設が長期改修に入るというのは、周辺住民にとってそういう意味になる。メディア側の受け止めはこう。

フードコートが2026年9月末から2027年12月まで、1年2か月ぶん使えない。 川崎駅直結でごはん目当てに寄る人は、この期間の計画を立て直したほうがいい。

出典:三井不動産「ラゾーナ川崎プラザ 過去最大級のリニューアル計画がスタート」(2026年7月22日)流通ニュース鉄道チャンネル「いつから何が変わるか徹底解説」

ららぽーと横浜|売上−110億の当事者。3か年で立て直す

ららぽーと横浜 リニューアル後のイメージ
2階ノースカーブモールは「こどものあそびば」に刷新される。出典: 三井不動産 ニュースリリース
時期内容
2027年以降飲食の拡充、特選ダイニング「FOURSYUN」の大規模改修、セントラルガーデン整備
2028年夏3か年計画の完了

面積は約93,000㎡でららぽーと2位。それで売上460億は明らかに実力を出せていない。工事が終わる2028年以降の数字が、この投資の答え合わせになる。

出典:三井不動産(2026年3月18日)新横浜新聞「ららぽーと横浜を大規模リニューアル」

ららぽーと柏の葉|人が増えすぎて「食」が足りない

首都圏4施設 大規模リニューアル発表のイメージ
4施設一斉リニューアルの発表資料より。柏の葉は2027年春以降に着手する。出典: 三井不動産 プレスリリース

4施設のなかで唯一まだ着手していないのが柏の葉。2027年春以降に、飲食関連機能の強化と共用部改修を中心にやる。

理由がはっきりしていて、つくばエクスプレス沿線の開発で周辺の居住人口・就業人口が増えたから。店を増やすより先に、食べる場所が足りなくなったということ。柏の葉キャンパス駅から徒歩1分という立地で、街の成長にモールが追いついていない状態ね。

出典:三井不動産「開業20周年を迎える首都圏リージョナル型ショッピングセンター4施設 2026年以降順次大規模リニューアル」(2025年12月11日)柏の葉の具体的な店舗数・完了時期は未発表。

2026年に終わったリニューアルも2つある

ららぽーと和泉 リニューアル後のフードコート「FOOD PARK」
ららぽーと和泉は開業以来2度目のリニューアルで、フードコートを「FOOD PARK」に刷新した(2026年3月26日〜)。出典: 三井不動産 ニュースリリース
2026年3月26日〜

ららぽーと和泉(開業以来2度目)

フードコートを「FOOD PARK」に改称・刷新、2階に子どもの遊び場「こもれびHILL」新設。関西初1店・大阪初1店を含む計30店舗。

2026年4月〜

ららぽーと沼津(開業以来初)

静岡県初上陸の「OSHMAN'S」「ANKER store」など約20店舗を順次刷新。売上は+20億と反応が出ている。

今後できる施設と、海外のららぽーと

2026年(予定)

  • ららぽーと高雄台湾・高雄市/約280店・延床約206,000㎡/MRT鳳山西站 隣接。ただし現地報道は2026年Q3〜2027年Q1と幅があり、8月時点で未開業

2027年度以降

  • ららぽーとTOKYO-BAY 北館2期約60,200㎡/完成で国内最大テナント数のSCへ(2028年春めど)

2029年春(予定)

  • 府中市朝日町商業施設計画東京・府中/旧米軍調布基地跡地/敷地約40,000㎡・延床約117,000㎡/西武多摩川線「多磨」駅 徒歩2分。2027年秋着工。「ららぽーと」名称になるかは未発表

海外はすでに4施設が営業中。マレーシアのブキッ・ビンタン シティ センターが約82,600㎡・約400店と、面積だけなら国内の大半を上回る。

施設国・都市開業店舗面積店舗数
ららぽーと上海金橋中国・上海2021/4約55,000㎡約180
ららぽーと台中台湾・台中2023/5約68,000㎡約300
ららぽーと台北南港台湾・台北2025/3約70,000㎡約300
ららぽーと高雄台湾・高雄建設中延床約206,000㎡約280

「三井ショッピングパーク」って結局なに?

混同されやすいので整理しておく。「三井ショッピングパーク」は施設名じゃなくて総称ブランド。 2009年1月に「ららぽーと」「ララガーデン」をまとめる形で導入された。

ブランド位置づけ
三井アウトレットパークアウトレット。国内14施設
三井ショッピングパーク アーバン都心型商業施設
ららテラスライフスタイルパーク。南千住・武蔵小杉・TOKYO-BAY・HARUMI FLAG・川口・北綾瀬
ララガーデン地域密着型の近隣商業。春日部・川口・長町
ラゾーナ川崎プラザ/ダイバーシティ東京プラザ個別名称の複合商業施設
&mall/三井アウトレットパーク オンラインデジタルチャネル

つまり 「三井ショッピングパーク ららぽーと◯◯」= 総称ブランド+業態ブランド+地名という構造。

運営は三井不動産商業マネジメント株式会社(三井不動産100%子会社)。この会社、前身は1970年設立の「株式会社船橋ヘルスセンター」で、ららぽーとTOKYO-BAYが船橋ヘルスセンター跡地に建ったという歴史とそのまま繋がってる。

出典:三井不動産「三井ショッピングパーク」総称化リリース(2009年1月8日)三井不動産 商業施設事業紹介

Daily Hackマスコット

行く前に知っておくと得すること

ポイントは「メダルランク」で還元率が変わる

三井ショッピングパークポイントは、年間いくら使ったかでランクが決まり、還元率が変わる。ここを知らずに現金払いしてるなら損してる。

メダル年間積算還元率主な特典
ブロンズ5万円未満3%クーポン、抽選、グループ優待
シルバー5万円以上3%同上
ゴールド10万円以上4%年2回 最大5%還元、EC 5%還元

基本は現金・他社カードなら100円(税抜)で1ポイント、提携カード払いなら2ポイント。1ポイント=1円。2026年4月からは年次判定を待たずに条件達成時点でランクが上がる「先行メダルランクアップ制度」も始まってる。

駐車場は施設ごとに全然違う。「ららぽーとは◯時間無料」は成立しない

ここが一番の落とし穴。ルールが施設ごとにバラバラで、一般化できない。豊洲を例にすると、会員資格だけでこれだけ差が出る。

区分平日土日祝
非会員最大2時間無料1時間無料
ポイントカード/アプリ会員最大5時間最大4時間

豊洲は超過が400円/30分。非会員(土日1時間)とセゾン会員(平日7時間)の差は、単純計算で最大4,800円相当になる。アプリを入れるだけでも数時間ぶん変わるんだから、行く前に登録しなさい(ダウンロード先はこの記事の上のほうにまとめてある)。

出典:三井ショッピングパークポイント メンバーズプログラムららぽーと豊洲 駐車場駐車場条件は施設ごとに異なるので、必ず行く施設の公式ページで確認すること。

全20施設の駐車場|無料条件はここまで違う

「◯時間無料」で括れないことを、全施設分の実際の条件で示す。同じららぽーとで、終日タダの施設と 30 分 400 円の施設が並んでいる。

施設無料になる条件超過後・補足
柏の葉千葉最初2時間30分200円
甲子園兵庫最初2時間買い物で延長
横浜神奈川平日は終日土日祝 30分200円 / 23〜8時は平日も有料
湘南平塚神奈川平日は終日(当面)土日祝 1時間無料+30分150円
立川立飛東京平日は終日土日祝 最初1時間500円。買い物1,000円で1時間無料
福岡福岡平日は終日土日祝 買い物3,000円で2時間+会員1時間
名古屋みなとアクルス愛知平日4時間/土日祝2時間30分200円。買い物・会員で延長
門真大阪平日9時間/土日祝8時間30分200円
海老名神奈川買い物が条件1,000円→2時間/2,000円→3時間/5,000円→4時間
EXPOCITY大阪買い物が条件2,000円以上で1時間
磐田静岡終日無料
新三郷埼玉終日無料(本館)ANNEX側は有料
和泉大阪終日無料
富士見埼玉終日無料
沼津静岡終日無料
愛知東郷愛知終日無料
大阪終日無料
安城愛知終日無料

読み取れることが 3 つある。

  • 8施設は曜日を問わず「終日無料」

    磐田・和泉・富士見・沼津・愛知東郷・堺・安城・新三郷(本館)の8施設。これに平日だけ終日無料の横浜・湘南平塚・立川立飛・福岡を足すと12施設=6割になる。地方・郊外型ほど無料に寄る。

  • 都心型ほど厳しい

    豊洲は超過30分400円で全施設中もっとも高い。TOKYO-BAYも最初の1時間だけ。土地代がそのまま駐車料金に出ている

  • 海老名とEXPOCITYは「買わないと無料枠が出ない」

    時間による基本無料枠ではなく、買い物金額が条件。ぶらっと寄るだけだと最初から課金される。

出典:各施設公式の駐車場案内(施設名からリンク)。キャンペーンで変わる。湘南平塚の平日無料は「当面の間」の措置で、恒久ではない。買い物金額やカード会員による延長は別途あり、本表は基本条件のみ。行く前に必ず公式で確認すること。

セールは年2回が本番

夏(7月上旬〜中旬)

  • ららぽーとバーゲン2026年は7/3〜7/12(関西5施設は7/20まで)。全国20施設・約1,700店舗、最大95%OFF

11月中旬〜下旬

  • ブラックフライデー2025年は11/14〜11/30、計22施設。対象カードのクレジット払いでポイント2.5倍、キャッシュレスで3倍という施策あり。2026年分は未発表

元日〜1月中旬

  • 初売り・ららぽーとバーゲン2026年は1/1〜1/12、20施設・約1,600店舗、最大90%OFF

「サマークリアランス」という名前のセールはららぽーとには無い。 夏の大型セールは「ららぽーとバーゲン」で、2026年夏分はすでに終了済み。次の全館セールはブラックフライデーまで空く。

日程はいずれも各年の実績。2026年のブラックフライデー日程は本記事作成時点で未発表のため、例年どおりとは限らない。

よくある質問|何店舗・一番大きい・一番効率がいい・セールはいつ

検索でよく聞かれることに、この記事の数字で答える。 根拠の節へリンクを張っているので、詳しくはそちらへ。

質問答え
店舗数が一番多いのは?TOKYO-BAY の 約390〜420店。ただし面積18位の海老名が店舗数では5位(約260店)で、広さと店数は一致しない
ららぽーとのセールはいつ?年2回が本番。2026年の夏は7/3〜7/12(関西5施設は7/20まで)、初売りは1/1〜1/12。ほかに11月中旬〜下旬のブラックフライデーがある
ららぽーとの駐車場は何時間無料?「◯時間無料」で括れない。曜日を問わず終日無料が8施設ある一方、豊洲は超過30分400円。同じららぽーとでこれだけ違う

この記事で「分からない」と書いたこと

辞書として使うなら、何が分かっていないかも書いてあるべきでしょ。推測で埋めた箇所はひとつもない。

  • 全20施設の売上ランキングは存在しない

    三井不動産が開示するのは面積上位10施設のみ。甲子園・柏の葉・海老名などの売上は非公表。

  • 各施設の現在の正確な店舗数

    公式サイトに総店舗数の掲載がない。本記事の数値は開業時または直近リリース時点。

  • ららぽーと高雄の開業日

    三井不動産の公式は「2026年」までしか出していない。現地報道は2026年Q3〜2027年Q1と幅がある。

  • 府中市朝日町計画のブランド名

    「ららぽーと」になるかは未発表。現時点では「大型商業施設」としか公表されていない。

  • 2026年のブラックフライデー日程

    未発表。2025年実績は11/14〜11/30。

  • 面積の「正しい」値はひとつに決まらない

    届出値・リリース値・併設施設を含むかで割れる。本記事は公式リリース値で統一しているが、他サイトと数字が違うのはどちらかが誤りとは限らない

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ららぽーとは「近所のモール」じゃなくて、日本の商業のど真ん中よ。全国SC上位10のうち4つが三井の施設で、そこに毎年何百億が動いてる。次に行くとき、この数字を頭に入れて歩いてごらん。フードコートの席数も、キッズパークの位置も、全部意味があって置かれてるのが見えるから。

この記事の情報は2026年8月9日時点。売上・面積・店舗数は三井不動産および三井不動産商業マネジメントの公表値に基づく。テナント入替や工事の進捗で数値は変動するため、来店前には各施設の公式サイトで最新情報を確認すること。前年比の増減は決算資料2期分をアタシが突き合わせて算出したもので、三井不動産が増減として公表した数値ではない。

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